生活保護業務における区役所への警察官OBの配置の予算が名古屋市に。

名古屋市が、来年度（2013年度）の予算要求について、市民の意見を募集していることを先日お知らせしました。

そのなかで、健康福祉局から、「生活保護適正実施推進事業」として、1千6百万円の予算で「警察官ＯＢ嘱託員を区役所に配置し、同行訪問等により訪問調査活動の充実を図るとともに、暴力団員の排除等不正受給の防止を推進」するとしており、4区でモデル実施を行うとしています。

生活保護問題全国対策会議は、２０１２年３月１２日に、厚労大臣に対し、警察官OBの配置指示の撤回を求める要望書提出しています。

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確かに一部には悪質な不正受給者はいるでしょう。しかし、その場合もきちんと警察と連携すればいいのであって、警察官OBを配置する必要は全くありません。
警察官OBに生活保護受給者と向き合っての仕事ができるとは思えません。決して警察官OBの悪口をいうわけではありません。この仕事についてもらう必要がないということです。

警察官OBに意見のある方、是非市役所に意見を出しましょう。

相談員　長尾忠昭