実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実をよみました。
明日は一応出勤なのに、読んでしまいました。
広島のばっちゃんの真実。
差別のない社会を作っていきたいのが私じゃけん。と言い、彼らに差別や偏見の目を向けられれば、この子たちの背景を考えてと憤った。美談になるような母親でなくとも、むしろそうなれなかったからこそ、自らの痛みを他者への共感に変えて、何百人もの孤独と空腹を満たしてきたのが、中本さんだったのではないか。
一番必要なのは体験。体験をしたらその人の引き出しがいっぱいできるじゃない。知識だけだったらひとつの答えに一本化されて、応用がきかない。なかなかうまくいかない。
だから私、どの子でもうちの子って言うよ。みんな、うちの子になっとるよ。
人にとって居場所とは、場所そのものや家庭学校といった組織にあるのではなく、人との関係性にあるものなのだ。
蒔かぬ種は生えぬ。