くらし支える相談センターのブログ

名古屋市北区の暮らしの困りごと相談所。 相談料は無料。お気軽にご相談ください。どこの方でもOK。 電話 052−916−7702(受付時間13時~17時) 名古屋北法律事務所と暮らしと法律を結ぶホウネットの共同運営

保証法の改正を

「保証被害対策全国会議」という団体をご存じですか。

http://hosyouhigai.blog28.fc2.com/

私は仕事柄、会社の借入の保証をしていたために、事業をやむなく閉鎖する場合、自らも破産せざるを得なくなった社長さんをよく見てきましたが、親戚や知人までも巻き込んで苦悩した方もたくさんいました。

この会の呼びかけ文章は次のとおりです。

皆さんもこの運動に注目をお願いします。

相談員 長尾忠昭

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現在、法務省法制審議会では民法(債権法)改正が急ピッチで検討されています。「保証」制度も(連帯保証・根保証を含む)も改正検討時効のひとつとして議論がなされています。
 日本では、中小事業者融資・賃貸借・雇用・・・いたるところで保証人が求められます。保証人となったことが自殺の原因なっている場合や、企業家の再チャレンジの可能性が保証人となったことによって奪われることもあります。
 また、保証ビジネスによる被害も発生しています。保証は日本社会の活力を阻害しています。優しい日本人は保証を頼まれたら断れません。そして被害が生まれます。保証の悲劇を無くすためには「脱保証」社会を実現する必要があります。

債権法の改正は、保証人保護のための保証法改正を実現する千載一遇の機会です。他方で、これを逃すと、債権法の大改正は100年ぶりであることからも、今後100年保証制度の改正は実現しないかもしれません。

長らく、国民を苦しめてきた保証法改正は今を生きる私たちの責任です。

保証制度についてともに考え、保証制度がない社会、脱保証社会を実現しようではありませんか?
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