生活保護問題の学習会(あいち年金者大学)に参加
本日、生活保護問題の学習会に参加してきました。主催は年金者組合愛知県本部さん。「あいち年金者大学」の講座の一つとして開催されたものです。
生活保護制度の理念と、若干の制度解説のあとは、経験交流の場となりました。
岩倉の生活と健康を守る会(生健会)の方や、各地の年金者組合の方が活発に発言されていました。
岩倉の方は、サラ金問題にずっと関わってこられ、その中で、サラ金問題が解決した当事者の方に取って、解決後も生活難が続くことや、社会からのつながりがあまりない状態(つながりの貧困とでも言いましょうか)に陥ってしまうことが問題であると意識され、同地で生健会を立ち上げることとなったとお話しされました。今は、みんなで畑を持って(借りて?)、畑に集まって作業し交流する取り組みをしているとのことでした。
年金者組合一宮支部の方は、日ごろから活発に生活相談に乗る中での、行政の窓口対応について現状や問題点をお話しされました。
年金をもらっている人の中には、年金額が生活保護水準を下回る場合でも、「自分は年金収入があり、生活保護を受ける対象ではない」と思っている人が多い(と言うよりは、そもそも生活保護を受けるという認識が無いと言うべきか)という話も聞きました。
また、年金者組合さんは年金制度の充実を訴えていますが、一宮支部の方からは「仮に年金額が1万円引き上げられたとしても、生活保護を受けている年金受給者にとっては、結局、生活保護基準が引き上げられない限り生活は向上しないのであるから、年金制度の充実とあわせ、生活保護の充実にも力を入れていくべきだ」と力説されました。
私は、年金受給者でもなく、年金者組合さんの組合員でもありませんが、特別に参加を認めていただきました。私からは、「くらし支える相談センター」の今後の取り組みに活かせる情報や経験を聞きたくて参加したということをお話ししましたが、地域の連携で相談センター的な仕組みを作っていくことについて、みなさん問題意識をお持ちのようでした。
まとまりのない文章ですが、記憶が新しいうちに。
2012/3/30
相談センター運営委員K