くらし支える相談センターのブログ

名古屋市北区の暮らしの困りごと相談所。 相談料は無料。お気軽にご相談ください。どこの方でもOK。 電話 052−916−7702(受付時間13時~17時) 名古屋北法律事務所と暮らしと法律を結ぶホウネットの共同運営

成年後見人が足りない NHKの番組紹介

成年後見制度が少しずつでも定着してきていると思っていましたが、高齢者が多い田舎では、成年後見人になる人材が不足しているという現実があることを知りました。

EテレでのハートネットTVでの特集です。鳥取県での取り組みが紹介されています。
1月16日にも再放送されますので、是非ご覧下さい。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2012-08/28.html

後見人が足りない! ―鳥取発 成年後見制度の今―

認知症などで判断能力が衰えたとき、本人にかわってその意思を伝え、介護サービスの契約や、入院などの手続き、財産管理などを担う成年後見人。12年前に、介護保険制度とともに制度化され、これまで17万件におよぶ利用があります。認知症高齢者や一人暮らしの高齢者の増加に伴って、急速にその必要性が高まっています。
しかし、いま、そのなり手が不足し、高齢者や障害者が孤立するという事態が起きています。本来、後見人となるべき親族が見当たらず、入院ができない、必要な介護を受けたくても受けられない、といった事態が相次いでいるのです。
こうしたなか、市町村などから相談を受け、成年後見人を引き受けているのが、鳥取県で活動する任意団体「成年後見ネットワーク鳥取」です。代表の寺垣琢生さん(56歳・弁護士)は、現在、20件以上の成年後見人を担当。しかし、最近、急増するニーズに対し、このまま取り組み続けることに、もはや限界を感じ始めています。
認知症高齢者、知的・精神障害者あわせて、500万人を超えるともいわれる「“潜在的”後見ニーズ」。今後、爆発的に増加が見込まれる事態に、どう対応していったらよいのか。
奔走する成年後見人・寺垣弁護士の取り組みから、成年後見制度の現状と課題を探ります。