くらし支える相談センターのブログ

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過信は禁物!息を吹きかけて呼気中のアルコール濃度を調べる測定器-運転の可否の判断には使用しないで

国民生活センターのホームページより。


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詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

昨今、息を吹きかけることによって呼気中のアルコール濃度を簡易的に調べるという測定器(以下、「アルコールチェッカー」とします。)が販売されており、消費生活センターに、約2年前に購入して使用していたアルコールチェッカーの精度が最近疑わしいとの相談が寄せられました。当センターでテストを実施したところ、測定完了を知らせる電子音は鳴るものの、調べた濃度域での指示値は全て「0」を示し、全く測定できていませんでした。

PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、2009年4月以降の5年間余りにアルコールチェッカーに関する相談が36件(注)寄せられており、「最初の1カ月はいいが2、3カ月経つと数値がゼロのまま動かなくなる。」、「今朝自宅で呼気を測定したアルコール検知器はゼロと表示した、勤務先ではアルコールが検出された、市販の検知器はいい加減なのか。」といったものもありました。

このようなアルコールチェッカーは、使用者が正常に作動しているか否かを確認することは困難であると考えられ、測定動作に異常等がない限り、検知できなくなっていても、そのまま気が付かずに使用して測定結果を信用してしまう可能性があります。

そこで、市販されている簡易型のアルコールチェッカー6銘柄についてテストするとともに、商品の表示や広告、使用者の意識に関する調査等を行い、消費者に情報提供することとしました。
(注)2014年11月末までの登録分。件数は本公表のために特別に事例を精査したものです。なお、この中には業務目的で購入した事例等も含まれています。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150219_1.html