生活保護申請の研修会を開催しました(1)
2月10日、相談員のIさんを講師に、生活保護申請に関わる研修会を開催しました。
Iさんは、名古屋市で6年間、生活保護係の職員を務められた経験があります。
別の記事でも触れていますが、ちょうどこの前日に、「くらし支えるつながりマップ」を見たという方が相談に来られ、研修会の同日に北区役所へ、相談員が生活保護の申請に同行しました。その経験談もあり、研修会がよりリアルなイメージを伴うものとなりました。
研修ではまず、生活保護に関する基礎知識を学びました。
・生活保護は「いつでも、だれでも、経済的に困ったときに」申請できる。
生活相談などでよく質問されることで、住民票が別の自治体にあるが大丈夫ですか?とか、
日本国籍ではないが可能ですか?というものがありますが、どなたでも申請できます。
それと、土日は役所が休みですが、どうしてもということであれば、
警察に行ったり電話をかけたりすると、警察から役所のケースワーカーさんに電話をつないで
くれる仕組みになっているそうです(もちろん、役所が休みなので、手続き自体は休みが明けて
からになりますが)。
・申請の手続きに必要なのは何か。
必要書類は、人によって異なる。預金通帳、保険証、年金手帳、賃貸借契約書などなど・・・
申請のために窓口に行く必要があるが、事前に何を準備すればよいかを聞く際、
役所から色々と生活実態などを聞かれるので、本人あるいは本人のことをよく知っている人が、
電話するか直接相談に行って、聞いておくのがよい。
・申請には必ず本人(世帯主)が必要書類を準備して、住んでいる自治体の役所の
社会福祉事務所(←正式名称は自治体によって異なると思いますが)に行き、面接を受ける。
長くなってきたので、つづく・・・
(相談センター世話人K 2012/2/22)